地域との顔の見える関係づくりから防災力向上を目指して

① 火災想定避難訓練について

かわしまホームは平成7年に川島原地区連合会と消防応援協定書を締結。以降、毎年かわしまホームにて夜間火災想定地域住民合同避難訓練を実施。訓練実施前は、川島原地区連合会鈴木会長(区災害ボランティアネットワーク代表)・戸川事務局長・西谷消防出張所所長と当施設で行いたい訓練内容を事前打合せを行い、鈴木会長より都度アドバイスを頂いております。訓練では毎回40名以上の地域住民が参加、施設利用者の状態等も訓練を通して理解を深めて頂いております。訓練終了後の振返りでは防災意識の高い、地域住民皆さまから今後の防災力向上に活かせる意見を毎回頂いております。様々な意見を重点課題の1つとして、当施設防災対策委員会で検討し有事の際に備えた組織づくり向上に繋げております。また、旧くぬぎ台小学校地域防災拠点訓練に毎年参加させて頂く中でマンネリ化しない訓練の重要性を勉強させて頂いております。

② 大規模地震想定避難訓練について

平成23年3月11日に発生した東日本大震災以降、かわしまホームでは閑野義則施設長が第一線に立ち、大規模地震を想定した避難訓練を年3回以上毎年実施しております。訓練ではブラインド型・ライフラインが寸断・多重災害(火災・地震同時発生)・家族合同など様々な事態を想定した訓練を西谷消防出張所合同で継続して実施。訓練では実践のみならず、東日本大震災発生時当時の記録映像を利用者・職員皆で観る時間を設け防災・減災を考える機会としております。

③ 社会貢献活動について

かわしまホームを法人本部として社会福祉法人幸済会では(1)小学校学援隊(2)地域の清掃活動(3)地域夏祭り準備・片付け(4)小学校PTA主催行事(5)生活困窮者への食支援(6)川島原地区社会福祉協議会定例会への参加などを通して地域住民皆さまと顔の見える関係づくりを構築しております。

特別養護老人ホーム かわしまホーム 相談係 係長 山本茂