備蓄の水の話-1

保土ケ谷区災害ボランティアネットワーク 委員 大尾美登里

「災害時のための水の備蓄については、広報などを通して皆さんも既にご承知の通り、一人9リットルの備蓄が定説ですから、ご用意されているご家庭も多い事と思います。
しかし、度重なる災害を教訓にすれば、それ以上の水の確保が必要であることは多くの人が確信するところです。

特に代謝の活発なお子さんや保水能力の落ちた高齢者には、衛生的な水の充分な確保は、即、命に関わる問題です。とは言っても嵩張る水の保管は難しいところです。

そこで、備蓄の水を倍以上に使いこなす節水の3ポイントを提案します。

(1)「霧吹き」を洗顔、手洗い、体やベビーのお尻拭き、テーブル拭きなどに使って水を節約します。ひと吹きが大匙半分ぐらいです。そのひと吹きで充分事足ります。

(2)ラップを使って食器などを覆って使用すると洗わずとも、複数回使えます。

(3)汚れた器などは、紙や草や葉で汚れを大まかに取り除いてから洗います。水を使う順番を考えて、最初に食物、最後は足を洗うなど使い回しましょう。