プランヴェ―ル東戸塚防災講習会

 平成28年12月4日(日)10:00からプランヴェ―ル東戸塚において防災講習会を行いました。(区の講師派遣事業の一環)
保土ケ谷区災害ボランティアネットワーク佐々木安恵副代表が講師を務め、16世帯、26名(大人21名、子供5名)が参加しました。
 プランヴェ―ル東戸塚は築17年と比較的新しく、マンション単位の自治会を形成しています。自治会の要請で基本的な内容とマンションの防災課題で講習を行いました。
 基本編では、①地震が起こった時の3原則、②家具の転倒防止、③持ち出し用備蓄品についてプロジェクターで事例写真を入れて説明を行いました。
 マンションは、入口のドア一つでプライバシーが守られる、耐震構造であるなどの利点がありますが、防災の視点から見ると以下のような課題が考えられます。
①近隣者とのコミュニケーションを避けたい方が多い
②単身者が多い
③居住者名簿、要介助者、高齢者 などの情報開示ができない
④援護者になることの認識がない
⑤在宅か不在かの確認が困難である
⑥昼間の発災では、在宅者は 高齢者、主婦、子供 である
⑦エレベーターが止まると孤立してしまう
⑧共同の電気・ガス、発災・復旧時に火災(もらい火)の危険が大きい
⑨トイレ(断水対策、汚物処理他)
⑩廃棄物の対応。排水用の水の確保
⑪管理組合と自治会との連携・役割分担
こうした課題に対して、同じようにマンション単位で自治会を組織化されているミソラシア自治会の安否確認のマグネットシールなど、具体的な取り組み事例を含めて対策を紹介しました。
 説明後のミーティングでは、普段から顔の見える関係づくりが大切ではないか等の話題が出てきました。最後に会場である集会室から「避難経路を確認しながら、歩いて帰りましょう!」をお約束で終了しました。