西谷第四町内会防災研修

 平成28年9月3日(土)13:00から西谷第四町内会防災研修(区の講師派遣事業の一環)西谷地区センター中会議室において開催されました。講師は保土ケ谷区災害ボランティアネットワーク鈴木方規代表(くぬぎ台小学校地域防災拠点 拠点運営委員長)。参加者50名。

 地域における防災の課題として、『ひとつは町内会にマンション(2棟)と戸建住宅が共存しているため、防災に対する意識が一致しにくい。』二つ目は『戸建住宅が密集しているところや、道路が入り組んでいるところがあるため、地震や火災の際の対応が難しい。』と訴えられておりました。その悩みに対して直接的な答えとはなりませんが、講師は各種の集会やイベントにおいて「組織の3割を集めろ!と絶えず言っています」。3割集められなかったらその企画は成功とは言えないということです。また、毎年2月に「災害・事故・れんらくカード」によって70歳以上の方の安否確認をしています。それは何故か?「あなたのために情報収集しているのです」。個人情報以上に大切なこととして自ら進んで情報の更新をされているそうです。勿論、管理は厳格に個々の茶封筒に封印して鍵の掛る場所に保管しています。

 本講演で特徴的なのは、災害特別積立金制度です。20万円/年、積み立てて今では700万円超えだそうです。その使途は?ご存知の通り防災倉庫には食料の備蓄はありません。平常時にスーパーやコンビニ等と協定を結び、災害特別積立金の700万円を担保に発災直後に優先的に食料を提供してもらえる取り組みをしています。

 更にはシェルター構想です。戸建やマンションに限らず、断捨離を進め家具や小物まで一切その部屋に置かずシェルターにして、わが身の安全を守るという構想です。

講演に熱が入り時間超過により質疑の時間が取れなく参加者のお声が聴けずに終わってしまったことは非常に残念でした。